人気動向

Popularity trends

需要と供給の市場原理に直接影響を与えるのが、人気動向。時代のトレンドやファッション界とも密接に関係している。

人気動向

並行価格や中古価格は人気と密接に連動する。人気上昇期は相場も上昇

男性俳優の着用したエクスプローラーIが大ブレイク

日本でロレックスが大ブレイクしたのは、1997年に放映された人気TVドラマがきっかけだった。ある男性俳優の着用したエクスプローラーIが大ブレイクし、ストリート雑誌でも大特集が組まれるほどファンが拡大。やがてスポーツロレックス全般にブームが飛び火。とくにエクスプローラーIとデイトナは大幅にプレミアム化した。

アンティークモデルは沈静化、ドレス系が人気に

その後、人気はエクスプローラーⅡの初代モデルや手巻きデイトナなどアンティーク系に移行し、最近はモデルチェンジでラグジュアリー化したドレス系の人気も上昇。一方でエクスプローラーIやアンティークモデルの盛り上がりは沈静化して、現行でプレミアが付くのはステンレススチールデイトナだけとなった。

各モデルの相場も人気の上昇・下降に合わせて変動してきた

上記の礼以外にも、各モデルの相場も人気の上昇・下降に合わせて変動してきた。つまり、人気が出る前に購入すれば、比較的安く買えるわけだ。だが、この動きを先読みするのは、きわめて難しい

人気が急上昇する要因

生産終了

超高級ブランドでゴールドやプラチナなどの貴金属を大量に使ったモデルは、まれに"時価"と表記されることがある。金相場の安い時期に買って高くなって売れば、それだけでも儲かるはず。

有名人が着用

古くは「ロングバケーション」で男性俳優が着用したロレックスのエクスプローラーIや、「踊る大捜査線」で男性俳優の着けたハミルトン、ウェンガーなどが大ブレイク例。最近は小粒になってきたが、有名人と同じ時計にあこがれる傾向は、今後も続くだろう。

魅力的な新作

アンティークシリーズのひとつに過ぎなかったタグ・ホイヤーのカレラが同社を象徴する人気ラインとなったのは、2005年新作のカレラ自動巻クロノグラフタキメーターがきっかけ。モダンなデザインや戦略的に抑えた価格設定が、多くの人々の心をつかんだのだ。

時代のトレンド

時代ごとに人々の趣向は変わり、そのトレンドに沿った商品開発が行われる。一方、たとえばビッグサイズの新潮流を生み出したパネライは、ルーツが巨大な軍用時計という由緒正しい歴史もある。1997年のパネライ復活は、ある意味で時代の要請だったともいえる。

すでにプレミア化はピークアウト?

時代の移り変わりはどんどん高速化している。生産終了によるプレミア化の動きも市場では先取り済みで、新型のステンレススチールサブマリーナが正式発表された時点でピークに達した状態。短期間でプレミア価格も落ち着き、逆に下落する可能性も高い。

ロレックスが高い理由

世界最高レベルの人気は、まさに鉄壁の安定感

スイス時計界では中堅どころにしか過ぎない1905年創業だが、当初こそ知名度を上げるために苦心したものの、1950年代に新開発したスポーツモデルのすべてが、今や世界的な人気ラインに。

手巻きデイトナや初代ミルガウスなど、アンティークモデルが高値で流通しているため、資産価値としても安心できる。多少の浮き沈みはあるが、近年の人気はとくに安定している。

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