資産としてのロレックス

Rolex as an asset

ロレックスは、数ある時計ブランドのなかでも最も知名度が高く、中古市場でも人気のブランドだ。中古でも値落ちが少ないのは一目瞭然だ。時計市場でも別格であり、非常に特殊な立場にあるブランドといってもいいだろう。

資産としてのロレックス

中古ニーズが安定しており買取査定額が高いため資産価値が高い

古くから時計には資産価値としての意味合いがあった。特に1950年代くらいまでは、為替相場の違いもあって舶来品の価格が今よりもはるかに高かったため、舶来高級腕時計はそれこそ不動産に匹敵するような価値を持っていたといわれる。当時の精密技術の粋を集めた製品であることに加え、あれほど小さいのに正確に時を刻むという神秘性も、その価値を大きく高めていたのかもしれない。

当時ほどではないにせよ、現在も高級機械式腕時計にはある程度の資産価値が認められる。しかし、それもブランド次第で、新品時には非常に高価でも、中古として売ろうとするとほとんど価格が付かないというモデルも少なくない。どんなに高価な製品でも、それを欲しがる人がいないのでは買い取ってもらうことができないない。中古市場ではそのブランドが持つネームバリュー、市場性が非常に重要視されるのだ。

ロレックスは、数ある時計ブランドのなかでも最も知名度が高く、中古市場でも人気のブランドだ。中古で高い買取査定額が出る。時計市場でも別格であり、非常に特殊な立場にあるブランドといってもいいだろう。

ロレックスの買取査定額が高い3つの理由

丈夫かつ正確なので、実用性が高い  

ロレックスはブランド創設が1908年と、時計ブランドとしては比較的後発だが、時計業界において革新的な機構をいち早く生み出してきた。防水性の高いオイスターケース機構、手巻きの手間を省略した自動巻きのパーペチェアル機構、日付が0時付近で瞬時に切り替わるデイトジャスト機構などがそれだ。

一方で複雑な機構はほとんど取り入れられておらず、唯一デイトナヨットマスターⅡにクロノグラフ機能が搭載されているくらいで、ほとんどのモデルがシンプルに時を表示することに特化している。

それだけにムーブメントの正確さ、毎日使ってもびくともしない丈夫な設計には抜群の信頼度がある。時計の基本である「時を知るための道具」という目的を、最も重要視しているブランドなのだ。機能がシンプルなだけにデザインも飽きがこないモデルが多く、それでいてきちんと個性を感じさせる点も人気の理由だろう。

世界中の人が知っている認知度          

メルセデス・ベンツやルイ・ヴィトンがそうであるように、ロレックスは国際的な認知度が非常に高いブランドだ。

ヨーロッパ、アメリカ、中東、アジア圏と世界のどこに行ってもよく知られており、その人気も高い。かつては「旅先でお金がなくなっても、手持ちのロレックスを現地で売れば日本への飛行機代くらいは何とかなる」といわれていたものだが、現在でもそれはある程度有効だろう。

世界中に流通しているためか、中古市場も国をまたいだ取引がよく行われており、国際的なオークションもよく開催されている。

流通量の多さと安定した市場価格      

ロレックスは機械式腕時計のなかでも流通量が多く、グローバルなマーケットが確立していることから、中古品もその価格相場が比較的はっきりしている。

もちろん国ごとのファッション性によって人気モデルの違いはある。あるいは為替相場の変動によって、国によって相場が若干異なることもあるが、他社の時計ほど大きな差が生じることはない。これは特にレアなアンティークモデルほど顕著で、探している人が多い上にもともとの商品数が少ないので、日本で高価なレアモデルは海外でも同様に高価である。

市場に流れてくる中古品も非常に多いが、それを買い求める人も同様に多いのがロレックスの大きな特徴だ。常に多くの需要があり、それが中古価格を下支えしているわけだ。また流通量が多いということは、長期的にメンテナンス用部品が確保されており、修理体制に対する安心感にも繋がっているといえるだろう。

発売当時の定価の10倍以上になっている超プレミアモデルも存在

Ref.6241 コスモグラフ デイトナ ポールニューマンモデル 12,000,000円

アンティークロレックスの一部には、発売当時の定価の10倍以上になっている超プレミアモデルも存在する。しかし、現在はロレックス全体の流通量が多くなっているだけに、現行モデルでそこまで価格が高騰するモデルはあり得ない。

それでもデイトナや記念モデルなどは、製造本数の少なさから正規価格を並行輸入価格が上回るプレミア状態が続いているし、長く使っていても価格が落ちにくいモデルが存在するのも事実だ。

数年ごとのオーバーホールごとに手持ちのロレックスを売って、新たなモデルに買い換える人も少なからず存在するが、そんな使い方ができるのもその換金性の高さゆえだ。

ロレックス専門店が独自の保証を付けるぐらい時計としての信頼性が高いので資産価値が高い

ロレックスが10年や20年で壊れるようなことはほとんどない

並行輸入のロレックス専門店のなかには、メーカー保証のほかに独自の保証制度を設けているところが少なくない。1年、2年、あるいは5年といった長期保証に加えて、初回のオーバーホールは無料などの特典まで付けていたりする。

その理由はライバル店との差別化であるのはもちろんだが、長期保証を付けても心配ないロレックスの信頼性の高さがベースにあるからだ。実際、ロレックスが10年や20年で壊れるようなことはほとんどない。精度も落ちないため、定期的なメンテナンスを忘れて使い続けている人も多い。

ただし、メンテナンスをおろそかにしすぎると、パッキンが劣化して防水性能が維持できなくなる。気が付いたときにはケースの腐食が進行していたなんてこともあるようなので要注意。

パーツ一つ一つの品質が高いので、オーバーホールのときの部品交換も少ない

ロレックスはムーブメントなどのパーツの品質が高いので、他社製品に比べてオーバーホールのときの部品交換割合も少ない。それだけメンテナンス費用が安くすむ。他社メーカーの腕時計では、あまり考えられないのではないだろうか。

丈夫で壊れにくく、高い精度を維持できるロレックスだからこそ、メンテナンスでのサービスを充実できるというわけだ。ロレックスを購入するときには、そのようなことにも注目してみると、さらにお得感を感じるに違いない。

防水性能が素晴らしく水のトラブルで壊れることが少ないため資産価値が高い

資産としてのロレックス

徹底した密閉性

ロレックスが素晴らしい理由の一つは、オイスターケースだ。その密閉性たるや他の追随を許しておらず、ここにロレックスの素晴らしさがある。ことにベゼルや風防と接触する部分は注目に値する。まず、風防リングが上から、および外側からケースを強く押さえ込む構造になっており、内部に特殊樹脂製のパッキンが入っているが、他社製のパッキンに比して高さがあり、ケースに深く収まる。

おまけにこのパッキン、あらかじめ風防とセットになっていて完全に密着されている。他社製で見られない、全く独自の構造なので、さらに気密性が高い。

スクリューロックリューズの高防水性

ロレックスのスクリューロック、すなわちねじ込み式のリューズはじつに理に適った構造なのだ。リューズキャップの内側と、ケース側に取り付けられたチューブの外周の双方にネジ山が設けられており、キャップをねじ込むことでそれらが噛み合って密閉性が高まる。

しかもツインロック式ではリューズ内に2か所、シート状のパッキンとゴムパッキンがセットされ、サブマリーナとシードゥエラーのトリプルロック式では3か所にパッキンが入っている。他社製だとダイバーズでさえ1か所が普通。ロレックスのこの徹底ぶりはすごい。

スクリューパックの密閉性

オイスターケースの裏蓋はスクリューバック、すなわちねじ込み式。これだけでもある程度の密閉性はあるのだが、さらにケース側のチャネルにオーリング、つまりリング状ゴムパッキンが入っているので極めて密閉性が高いのである。

ちなみに無造作に裏蓋を閉めた場合、パッキンがズレていることが稀にあり、この場合は当然、防水性は損なわれるので注意。

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