コスパ抜群のロレックス兄弟ブランドチューダー(TUDOR)とは

Rolex brothers outstanding Cospa brand TUDOR

時計好きなら「チューダー」というロレックスの兄弟ブランドの名を聞いたことはあるだろう。そのTUDORが2018年11月に正式に日本で取扱を開始した。ここではチューダーについて紹介する。

コスパ抜群のロレックス兄弟ブランドチューダー(TUDOR)とは

チューダー(TUDOR)はロレックス創始者が設立したロレックスの兄弟ブランド

2018年10月31日にチューダーが日本での正規取扱を開始し、高級腕時計市場の話題をよんでいる。というのもチューダー(TUDOR)はロレックス創始者が設立したロレックスの兄弟ブランドなのだ。

このTUDOR、最近のブランドではなく1926年から続く1世紀近い歴史のあるブランド。1970年頃までは日本に輸入されていたが、その後正規の取扱が終了し、2018年に再度正規取扱を開始した運びとなっている。

とはいえ並行品市場やアンテイーク市場で「チュードル」として知られていたり、ロレックス正規店でオーバーホールなどのアフターサービスを受けられたりするので、その名称を耳にしたことがある人も多いはずだ。

その特徴はコストパフォーマンスの高さで、揃っているモデルはいずれも高品質でありながらも、抑えられた価格帯というものが揃っている。

チューダーの歴史

ロレックスの創業者、ハンス・ウイルスドルフが1926年にスイスのジュネーブで設立

ロレックスの創業者、ハンス・ウイルスドルフがその前身会社である「ウイルスドルフ&デイビス」を1905年に興し、その21年後の1926年に、"ロレックスの技術と信頼のもと、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計をつくる"ということを理念に、スイスのジュネーブでチューダーを設立した。

創業当初はロレックスのディフュージョンラインとしての位置づけ

創業当時、チューダーはイギリスで販売不振のロレックスの拡販を目的としたディフュージョンブランドだった。

注:ディフュージョンブランドとは販売対象を拡大するため、価格を意図的に抑えたブランドのこと。

価格が抑えられているとはいえオイスターケースなどの使用しているパーツはロレックスとの共用のものも多いだけでなく、ロレックスで培われた技術を生かしているのがチューダーの特徴。そのため、「オイスタープリンスミニサブ」など、ロレックスのサブマリーナに相当するようなモデルが揃っていた。

オイスタープリンスミニサブ

この高い価値と手に入れやすい価格設定が世間で受け入れられ、チューダーは好調な売れ行きをみせた。

一時は日本に輸入されていたがその後日本での正規展開は見送られてきた

日本では1970年代まではチューダーの時計が輸入されていたが、近年まで正規の店舗もなく、それどころか一時期は日本の腕時計市場から姿を消していた。

ただ、魅力的なモデルが揃っていたため、ロレックスの兄弟ブランドとして一部の並行店では取り扱かわれてはいたが、2018年まで日本での正規展開は行われなかった。

ロレックスの弟分から脱却

当初はディフュージョンラインとして位置づけられていたチューダーだが、徐々にロレックスとは異なる独自のスタイルを打ち出していく。2010年には「ヘリテージ」と「テクノロジー」というモデルをメインとして過去の名作も含め積極的に展開させてきた。

ヘリテージ レンジャー 79910

このころのチューダーはロレックスの雰囲気を一部残しているものの、全体的にはもはやロレックスのディフュージョンラインとは程遠い独自性と性能を備えるようになった。特に実用性には強いこだわりを持ち、過酷な環境であっても使用できる堅牢性と耐久性を持つ時計として位置づけられるようになった。

自社製ムーブメントを完成

2015年には、シリコン製ヒゲゼンマイと70時間パワーリザーブを備えたチューダー初の自社製ムーブメン卜を完成させる。このムーブメントは、シリコン製バランススプリングによって高い耐磁性を持ち、さらにはCOSCによるクロノメーター認証付きの高精度を誇るという非常に高品質なものに仕上がっている。

2018年に国内正規販売が始まる

2018年10月31日、創業当時と異なったそれまでのロレックスとは異なる経路のモデルを携え、日本での国内正規販売が開始された。

正式取扱に伴い何が変わったか

廉価版というイメージを刷新するために呼び名を変えた

日本正式取扱に伴い、ブランドの呼び名を「チュードル」から「チューダー」に変更。そこには2つの理由があると思われている。

理由の1つ目は本来の発音に近づけるため。そもそもTUDORは15-16世紀に繁栄した英国チューダー朝に由来して名付けられたもので、今回の新しい日本語ブランド表記は、英語の発音に近づける目的がある。

そしてもう1つの理由はブランドの認識を刷新する意図があると思われる。それまでの「チュードル」はロレックスのディフュージョンブランドというイメージが強く、ロレックスの廉価版時計と扱われてきた経緯がある。今後は廉価版ではなく、これ自体がファーストラインというイメージに刷新するべく「チューダー」という言い方に変えたのではないかと思われる。

スポーツ系コレクションを中心に展開

チューダーといえば、ロレックスのオイスターケースやローターの技術を活かした、「オイスタープリンス」や「オイスタープリンスサブマリーナI」など、ロレックスを基礎にしたモデルをリリースしてきた実績がある。

これらは高い信頼性と実用性を誇るため、各国の海軍や極地に向かう冒険者にも使用されてきた。これらのような高い技術を受け継ぎ、現在も数多くのラインナップを展開している。

現在の日本正規店で取り扱っているのはダイバーズウォッチの歴史を継承する「ブラックベイ」や、GMTウォッチの「ブラックベイGMT」、500m防水を実現したプロのダイバー向けの「ぺラゴス」、クロノグラフモデルの「ヘリテージ」などスポーツ系コレクションを中心に展開している。

ヘリテージ ブラックベイ 41 79540 定価:313,200円

ヘリテージ ブラックベイ GMT 79830RB 定価:410,400円

ペラゴス 25600TB 定価:464,400円

ヘリテージ ブラックベイ 79230R 定価:356,400円

中心価格帯は30万円台~40万円台

チューダーの基本価格帯は30万円台~40万円台と、現在のロレックスに比べるとリーズナブルな価格帯。驚くべきことにこれらの価格帯モデルのほとんどが2015年に開発した同社初の自社製ムーブメン卜を搭載していること。

さらに汎用ムーブメントを採用しているモデルであれば20万円台~30万円台前半の価格帯となっており、機械式時計の中でも手に入れやすい価格帯となっている。

パーツもロレックスの技術を活かしたものが使われているということもあり、他ブランドの同価格帯と比べても優れたコス卜パフォーマンスを誇っている

日本国内のチューダー正規店

正規店は東京・大阪・名古屋の3地域・5店舗

ロレックスの兄弟ブランドということで気になっている人も多いだろうが、2019年1月時点の日本国内正規店は東京3店舗、大阪1店舗、名古屋1店舗とロレックスに比べるとそこまで多くはない。

店舗 住所 電話番号
大丸東京店 東京都千代田区丸の内1-9-1 10F 03-3212-8011
タカシマヤ ウオッチメゾン 東京都中央区日本橋3-1-8タカシマヤウオッチメゾン2階 03-3211-4111
伊勢丹新宿店 東京都新宿区新宿3-14-1 4F 03-3352-1111
松坂屋名古屋店 愛知県名古屋市中区栄3-16-1号 北館5階時計売場 052-251-1111
阪急うめだ本店 大阪府大阪市北区角田町8-7 7階 06-6361-1381

もちろん並行店でも様々なモデルが販売されているので、実物を見る分にはそう難しくないかもしれない。

メンテナンスはロレックス正規施設で受け付けてくれる

なお、オーバーホールや修理などのメンテナンスはロレックス正規のサービスセンターまたはサービスカウンターで受け付けてくれるので安心。

まとめ

高騰化を続けるロレックスなので、どうしても実用高級機械式時計が欲しい人で予算を抑えたい人ならば、チューダーという選択肢も一つかと。
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