高い資産価値を持つロレックス

Rolex as an asset

ロレックスは、数ある時計ブランドのなかでも最も知名度が高く、中古市場でも人気のブランドだ。そのため、中古でも値落ちが少ない。このようなブランドは時計市場でも別格であり、非常に特殊な立場にあるブランドといってもいいだろう。

資産としてのロレックス

世界中の人が知っている高い認知度

国際的な認知度が非常に高いブランド

メルセデス・ベンツやルイ・ヴィトンがそうであるように、ロレックスは国際的な認知度が非常に高いブランドだ。ヨーロッパ、アメリカ、中東、アジア圏と世界のどこに行ってもよく知られており、その人気も高い。かつては「旅先でお金がなくなっても、手持ちのロレックスを現地で売れば日本への飛行機代くらいは何とかなる」といわれていたものだが、現在でもそれはある程度有効。

なお、機械式腕時計のブランド力の高さであればではロレックスの他に、パテックフィリップやヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ランゲ・アンド・ゾーネ、ブレゲなどのブランドが高いステイタスを誇っている。

流通量の多さと安定した市場価格

世界中で認知され、人気の高い時計ブランドであるロレックスは世界的な市場が確立しており、機械式腕時計のなかでもモデルごとに中古相場が確立しているほど流通量が多い。よって中古市場も国をまたいだ取引がよく行われており、国際的なオークションもよく開催されている。

もちろん国ごとのファッション性によって人気モデルの違いがあったり、為替相場の変動によって国によって相場が若干異なることもあるが、他の高級ブランドの時計ほど大きな価格差が生じることはない。これは特にレアなアンティークモデルほど顕著で、探している人が多いうえにもともとの商品数が少ないので、日本で高価なレアモデルは海外でも同様に高価である。

高い堅牢性と精度を誇る

丈夫かつ正確なので実用性が高い

ロレックスはブランド創設が1908年と、時計ブランドとしては比較的後発だが、時計業界において革新的な機構をいち早く生み出してきた。その中でもロレックスの3大発明といえば、「防水性の高いオイスターケース機構」「手巻きの手間を省略した自動巻きのパーペチュアル機構」「日付が0時付近で瞬時に切り替わるデイトジャスト機構」だ。

一方でトゥールビヨンやミニッツリピーターなどの複雑な機構は取り入れられておらず、唯一デイトナとヨットマスターⅡにクロノグラフ機能が搭載されているぐらい。多くのモデルがシンプルに時を表示することに特化している。そのため、ムーブメントの正確さや毎日使える丈夫な設計には抜群の信頼度がロレックスにはある。

ロレックスは時計の基本である「時を知るための道具」という目的を、最も重要視しているブランドともいえる。機能がシンプルなだけにデザインも飽きがこないモデルが多く、それでいてきちんと個性を感じさせる点も人気の理由だろう。

ロレックスが10年や20年で壊れるようなことはほとんどない

ロレックスの並行輸入品を取り扱っている店のなかには、メーカー保証のほかに独自の保証制度を設けているところが少なくない。1年、2年、あるいは5年といった長期保証に加えて、初回のオーバーホールは無料などの特典まで付けていたりする。

その理由は競合店との差別化であるのはもちろんだが、長期保証を付けても心配ないロレックスの信頼性の高さがベースにあるからだ。実際、ロレックスが10年や20年で壊れるようなことはほとんどない。精度も落ちないため、定期的なメンテナンスを忘れて使い続けている人も多い。

ただし、メンテナンスをおろそかにしすぎると、パッキンが劣化して防水性能が維持できなくなる。気が付いたときにはケースの腐食が進行していたなんてこともあるようなので定期的なオーバーホールは必須。

パーツ一つ一つの品質が高いので、オーバーホールのときの部品交換も少ない

機械式腕時計は定期的なオーバーホールが必須。これを怠ると徐々に精度が落ちてきて、動かなくなる。更にそのまましておくと二度と使えなくなってしまう。ロレックスはムーブメントなどのパーツの品質が高いので、他社製品に比べてオーバーホールのときの部品交換割合も少ない。そのため、メンテナンス費用が安くすむので、長期的に見るとお買い得とも言える。

防水性能が素晴らしく水のトラブルで壊れることが少ない

徹底した密閉性

ロレックスが素晴らしい理由の一つにオイスターケースがある。その密閉性は他のブランドの追随を許しておらず、ここにロレックスの素晴らしさがある。ベゼルや風防と接触する部分は注目ポイントで、風防リングが上や外側からケースを強く押さえ込む構造になっており、内部に特殊樹脂製のパッキンが入っている。このパッキンは他社製のパッキンに比べて高さがあり、ケースに深く収まるようになっている。さらにこのパッキン、あらかじめ風防とセットになっていて完全に密着されているという他社のブランドで見られない、全く独自の構造になっており、高い気密性を実現している。

スクリューロックリューズの高防水性

ロレックスのスクリューロック、すなわちねじ込み式のリューズは非常に理に適った構造だ。リューズキャップの内側と、ケース側に取り付けられたチューブの外周の双方にネジ山が設けられており、キャップをねじ込むことでそれらが噛み合って密閉性が高まる。

しかもツインロック式ではリューズ内に2か所、シート状のパッキンとゴムパッキンがセットされ、サブマリーナとシードゥエラーのトリプルロック式では3か所にパッキンが入っている。他社ブランドだとダイバーズでさえ1か所が普通なので、ロレックスは徹底している。

スクリューパックの密閉性

オイスターケースの裏蓋はスクリューバック、すなわちねじ込み式。これだけでもある程度の密閉性はあるのだが、さらにケース側のチャネルにオーリング、つまりリング状ゴムパッキンが入っているので極めて密閉性が高いのである。

ちなみに無造作に裏蓋を閉めた場合、パッキンがズレていることが稀にあり、この場合は当然、防水性は損なわれるので注意。

高いリセール率を誇る

中古ニーズが安定しており買取査定額が高いため資産価値が高い

もし購入したモデルを一生手放すことがなければ、その時計の資産としての価値が発揮されることはほとんどないだろう。しかし、その時計を手放すとき、いくらで売れるのかによって、資産としての価値は明確になる。そうなると、中古需要の高低を明確に示す買取価格が、判断基準として最もわかりやすいだろう。

有名ブランドの時計だとしても新品時には非常に高価でも、中古として売ろうとするとほとんど価格が付かないというモデルも少なくない。どんなに高価な製品でも、それを欲しがる人がいないのでは買い取ってもらうことができない。中古市場ではそのブランドが持つネームバリュー、市場性が非常に重要視されるのだ。

抜群の人気を誇るロレックスは、中古市場でも活気があり、とくに売り買いされる回転率が早いといわれている。そのため中古販売店は常時ストックを保有しておきたいため、買取り価格が高くなるのだ。

数年ごとのオーバーホールごとに手持ちのロレックスを売って、新たなモデルに買い換える人も少なからず存在するが、そんな使い方ができるのもその換金性の高さゆえだ。

故障も少ないのでコンディションが良い状態が多い

堅牢性、耐久性が追求されたロレックスの時計は、故障も少ない。そのため中古品でも、ほかのブランドに比べてもコンディションが良い状態の個体が多い。さらにロレックスは購入後の体制も盤石だ。並行品であってもメーカー修理を請け負ってくれるだけでなく、修理に対応できる一般の修理店が多いというところも安心だ。

ロレックスは、数ある時計ブランドのなかでも最も知名度が高く、中古市場でも人気のブランドだ。中古で高い買取査定額が出る。時計市場でも別格であり、非常に特殊な立場にあるブランドといってもいいだろう。

発売当時の定価の10倍以上になっている超プレミアモデルも存在

アンティークロレックスの一部には、発売当時の定価の10倍以上になっている超プレミアモデルも存在する。

まとめ

国内正規価格よりも並行品価格のほうが高い

現在のロレックス国内正規販売店では、スポーツモデルを中心に入手困難な状況にあり、並行市場においては多くがプレミアム価格となっている。このような状況はロレックスだけだ。ではなぜここまでロレックスだけ突出しているのか。その理由は明瞭で、時計としての完成度の高さやネームバリューゆえだろう。

市場に流れてくる中古品も非常に多いが、それを買い求める人も同様に多いのがロレックスの大きな特徴だ。常に多くの需要があり、それが中古価格を下支えしているわけだ。また流通量が多いということは、長期的にメンテナンス用部品が確保されており、修理体制に対する安心感にも繋がっているといえるだろう。

将来の資産価値も減りづらい

数十年後、現行モデルがいまのアンティークロレックスのように、破格の相場につり上がるかと言えば、当時よりも断然流通量は多いため、可能性は低い。とはいえスポーツモデルの多くが製造本数の少なさから正規価格を並行輸入価格が上回るプレミア状態が続いているし、長く使っていても価格が落ちにくい。数年先の短中期的に見れば、いまの価値をある程度持続していることは考えられるため、もし買い替えをするにしても損はしづらいだろう。

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