ロレックスの買取査定はどのような買取店に依頼するといいか

どこに持っていけばロレックスを買取ってもらえるか

ロレックスは高級ブランド品としての価値も兼ね備えている。そのため宝飾品やブランドバックと同じように、買取を行っている店も多い。

しかしいざ売却しようと思っても、「どこに持っていけば買い取ってくれるのか」「ロレックスの種類や店舗によって買取金額は大きく異なるものなのか」「高く買取ってほしい」など不明な点が多い。

ロレックスを紹介している雑誌やホームページは多いので様々な情報を得ることができるが、売却となると紹介している媒体も少なく、インターネットで調べると買取業者のホームページが多数出てくるので、実際わからないことが多いだろう。

このページでは、腕時計の買取を行っている店舗について解説する。買取店の選定に役に立ててほしい。

まずはどのような買取形態があるかを知っておこう。インターネットで調べたり、街で見かけたり、CMで見かけたりと様々な業者が存在するが、大きく分けて下記の4通り。

多くの業者が実店舗での買取の他に、インターネットを通じた買取も行っている。

代表的な時計専門店はクオークや、宝石広場、アンティグランデなど。腕時計の買取業者として一般的だ。買取だけでなく、ロレックスなどのブランド時計並行品を販売していることも多い。

腕時計に精通した店員さんが常駐している店舗が多く､珍しいモデルであっても査定してくれる。なお、ロレックスの正規店は時計の買取を行っていないので、持ち込んでもどうしようもない。

適正な価格で売却できる

多くのロレックス並行品を扱っている店舗では、買取と同時に中古ロレックスも販売している。その仕入れはというと、国内外の市場に加え、個人からも買取を行い中古品として販売している。

時計専門店のメリットとしては売却モデルの価値を適正に判断してくれること。腕時計を専門に扱っているからこそ、豊富な知識を備え、買取経験も蓄積されている。

もし、売却するロレックスが本数限定モデルや珍しいモデルであっても、市場価値を反映させ高い査定額になる。

ロレックスは他の腕時計メーカーより査定額が上がることも

以前に比べロレックスの新品価格が上昇しており、手に入れやすい価格の中古ロレックスが注目されている｡

中古ロレックスを販売している店舗としては、売りやすいモデルについては在庫を確保しておきたいという意図がある。ロレックスは市場でも人気のため、購入する人も多い。そのため、売りやすいロレックスの査定額を上げ、他の店より買取を強化する動きも多い。

複数まとめての買取で査定額が上がることも

ロレックスなどの機械式時計は数年ごとのオーバーホールが必要で、複数所有しているとオーバーホール費用だけでも相当な額になる。そのため、新しいモデルを購入する際、今所有している時計を買い取ってもらいたいと考える人もいるだろう。

そんな人にはまとめ売りがおすすめだ。店舗によっては複数本の買取依頼をすると､査定額を上乗せしてくれる場合もある。ロレックスだけでなく他のブランド腕時計など複数買取査定すれば査定を上げてくれることも。

珍しいモデルも買い取ってくれるがその場での買取は難しい場合も

ミルガウス Ref.1019のような希少で非常に高額な価値がつくモデルも買取ってくれるが、どこの店でも可能というわけでなく、大手の時計専門店に限られる。

また、非常に希少なので偽物や改造品の可能性もあるため、査定には念入りな鑑定が必要。そのため買取査定は店舗に一度預けることになり、即買取とはいかない場合も。

例えばカドノ質屋や、高山質店が質屋だ。

高級品の買取というと、まず質店をイメージする人も多いだろう。もちろんロレックスも買取ってくれ、借金の抵当として腕時計を質屋に預ける「質預け」を利用することもできる。しかし反面、アンティークモデルなどは買取ってもらえないなど、時計専門店よりは買取可能なモデルの種類が限られる。

時計専門店は近くになくても、意外に質屋は近くにある

質屋は昔から存在する店舗形態で、探せば結構身近に存在する。今の質屋は明るく開放的な店舗で中古の腕時計やブランドバックなどを販売しているため、質屋と気づかない人もいるぐらい。多くの店は初めての人や女性ひとりでも利用しやすいような店舗を構えている。

すぐに現金化したいのなら質屋を利用するのも手

質店は、様々なブランド品の販売も行っている。それらは買取によって仕入れられた商品が多く、腕時計についてはロレックスに代表されるような有名ブランドの人気モデルが中心。

エクスプローラー1やサブマリーナデイトなど有名かつ人気があり、すぐに査定が済みそうなモデルならば、買取のスピードは早い。そのため、すぐにでも現金が必要な場合には利便性が高いといえる。

逆に店舗に出向いてみるとわかるのだが、パテックフィリップなどの高級モデルやアンティークモデルはなかなか展示しておらず、同様に買取は行っていない場合が多い。

時計専門店より査定額が高額になる場合も

大手の時計専門店などとは異なり個人経営が多い。大手の時計専門店やリサイクルショップに比べて広告費などの経費が抑えられているので、買取査定にそれらが上乗せされることが少ない。そのため、時計専門店よりも高額査定になる場合もある。

質預けならロレックスを売らずとも融資を受けることができる

質屋の大きな特徴に値打ちのあるものを担保にして貸付を受ける昔からある方法である「質預け」というものがある。貸付を受けたとしても一定期間内であれば利息を含めた質料を返済することで、預けた物は返却される。急に現金が必要になったが、どうしてもその品物を売却したくないというときに利用される。

質預けは買取と同様に品物は査定され、評価金額またはその一部を借りることができる。返金は利息分を加えた金額となり、交換するように品物が返却される。もちろんロレックスも対象だ。ただしこの期間内に返済ができない場合は、いわゆる｢質流れ｣してしまうので注意しなければならない。

モデルによっては査定不可能や買取拒否の場合も

多くの質屋が個人経営なので、新しいモデルや超アンティークモデルについては、適正な査定額にならない場合もある。

また、アンティークモデルは鑑定が難しく、買取を拒否される可能性もある。質屋としても精巧なコピーモデルの判別ができず、偽物を買い取ってしまった場合は大きな損失になってしまうので微妙なモデルについては買取してくれないのだ。

また、買取可能な場合であっても、手巻きデイトナのようなレアモデルでは、査定額を低く見積もられてしまうことも。珍しいモデルの場合は時計専門店に鑑定してもらおう。

リサイクルショップの例としては、大黒屋やなんぼや、ブランドラボなど。各種ブランド品から家電・家具など、幅広く買取を行っているリサイクルショップは、ロレックスの買取も行っている。

街中から太い道路沿いなど数多くのリサイクルショップが存在しており、間口が広く気軽に訪問できるのがメリット。ただ、買取商品の幅が広いく腕時計に特化した知識が浅い場合があり、古いモデルに関しては売却できないことも。

馴染み深く利用しやすいリサイクルショップ

広い店内に、さまざまな中古品が並んでいる大手のリサイクルショップならば、一度は訪れたことがある人も多いはず。質屋や時計専門店に比べ訪問しやすく利用もしやすいだろう。また、目立つところに店舗があることが多いので、訪問もしやすいのもメリットの一つ。

買取査定額やその可否に店舗ごとの差がある

数多くのリサイクルショップがあるが、店舗や運営会社によって買取できる腕時計は異なる。その差は時計専門店や質店の場合よりも大きく、もし買取可能だとしても自分の納得のできる査定額が出るかどうかの問題もある。

買取金額か適正かどうかを知るためにも、いくつかの店舗で査定してもらったほうがいい。なおチェーン展開しているお店では、査定額はほぼ同じような価格額になる。

珍しいモデルでも買取査定額が高額にならない場合も

アンティークモデルや限定モデルなどの珍しいロレックスを買取してもらう場合、時計専門店などと比較すると買取金額が大幅に低くなる場合も。

というのも、リサイクルショップはブランド腕時計からカバン、宝石など幅広く買取を行っているが腕時計の専門家が常に各店舗にいるというわけではないので、そのモデルがいかに珍しいかということが鑑定できなければ非常に安い金額になってしまうのだ。

そのため、珍しいロレックスを売却する場合は時計専門店にも見積もりを依頼することが望ましい。もちろん、現行モデルや10年前までのモデルであればレアポイントも少なく、割と納得の査定金額になることが多い。

ギャランティカードがない場合は買取不可能な場合も

ロレックス購入時に付属されるギャランティカードは本物を証明するもの。時計専門店ではギャランティカードがなくても買取ってくれることが多いが、リサイクルショップではギャランティカードがない場合は買取不可の場合も。

ない場合は、事前に電話やメールで買取が可能なのか、もしくは査定にどれぐらい響くのかを確認しておこう。

ヤフーオークションや楽天オークション、メルカリに出するということも選択肢の一つ。買い手が決まらないと現金化できないが、自分で最低売却価格を決定できるため、納得のいく売却ができる。ただ、手間も多く上級者向けの売却方法といえる。

また、一部のネット個人売買サイトでは、売却できたとしてもそこでしか使えないポイントが入ってくるだけのところもあり、現金化できない危険性も。

中間に業者を挟まないから高値で販売できることも

ヤフーオークションや楽天オークション、メルカリは基本的に個人間の売買のため、業者が間に入って買取を行うわけではない。

業者は安く買取って、高く売るのが常。もし少しでも高く売りたいのであれば、ネットを使った個人販売は有効な方法となるだろう。

実際にどれぐらいの価格で販売できるかというと、ヤフーオークションならオークファン 、メルカリならそのまま調べれば相場が出てくる。ただし、メルカリの場合は歴史が浅いためロレックスの取引はそう多くないのでモデルによっては参考にならないことも。

納得のいく価格で売却することができる

ロレックスを高い価格で売却したいと考えるのは当然。しかし業者に査定してもらうと、思ったよりも安く見積もられてしまうことがほとんど。

ヤフオクなどのネットオークションであれば、最低落札価格を設定できるので、希望の価格以上で売れる可能性がある。また、ブレスレットのコマ1つだけなどパーツ単体などでの出品もできる。

実際にネットオークションでは、ストラップやベゼル、ボックスなどなど、腕時計のあらゆる関連製品が出品されている。ロレックス本体は壊れてしまったが、パーツだけでも売りたいという場合にも使える。ちなみに、希少なパーツならば非常に高い金額になることも。

売却できないことも

インターネットを用いた個人販売の場合は、買ってくれる人がいないと売却できない。また、購入する側としては業者と異なり品質の保証や本物かどうかの保証材料が少ないため、そのリスク分を加味して購入することになる。

そのため、市場の中古品よりも安い金額で出品しないと誰も購入してくれない。そのためすぐにお金が必要だと思っても現金化されないこともある。

出品からやり取り、発送などすべて自分でやるため手間がかかる

ネットを使った個人売買には手間がかかる。売りたいロレックスの写真撮影や文章の作成、質問者への返答など、様々なことを自分で行う必要がある。

購入者が決まったとしても発送先や支払方法などについて連絡を取り合う必要があるし、価格が高額なので、全額入金されるまで安心できない。

入金が確認できたらロレックスを発送することになる。発送については、もちろん精密機器なので細心の注意を払うとともに、それなりの発送方法を行う必要がある。

以上の内容がネットでの個人売買に必要なことだ。価格が安いものであればそこまで気を使わなくてもスムーズにやり取りができるが、非常に高額な取引のため、様々なことに気を使わなければならないことも覚えておこう。

上記のやり取りが面倒な場合はオークション代行を行っている業者もいる。手数料は業者によって異なる。買取業者が代行をやっていることもあれば、専門の業者がやっているところもある。

上記で大きく4つの形態を紹介したが、ロレックスは非常に高額な金額のやり取りになるため、インターネットを使った高額品の売却はハードルが高い。そのため、買取査定を依頼するのは時計専門店か、質屋、リサイクルショップのいずれかになることがほとんどだろう。

高い査定額を出してくれる店舗とは

高い査定額を出してくれる店舗はというと、その店舗でのニーズやモデル、年式、使用状況などによって異なるため、一概にどの店舗がいいかというのは決められない。

複数店舗で査定してもらうことが必須

実際、どうしたらいいのかというとやはり複数の店舗に見積もってもらうべき。もちろん、その複数見積もってもらう店舗は自分で調べた店舗でいい。

注意したい点としては、最終的に実物を査定してもらわないと確定した金額ではないということ。なお、最近ではインターネットで買取依頼もできるようになっていて、郵送査定という手もとれるので、時間のない人もそれらを使うという手もある。

安心して査定を任せられる業者を選ぶのは最低限必要

査定額も重要な項目だが、安心して査定を任せられるかどうかも選ぶ際のポイント。買取査定に出してそのまま返品されないようなトラブルには逢いたくないもの。査定を依頼する前に、必ず信頼できるかチェックしておきたい。

少しでもおかしいなと思ったらその業者に依頼するのはやめておいたほうがいい。

買取業者のチェックポイント

• 実店舗があるか
• 電話をした時に丁寧な対応してくれるか
• 長年の実績があるか
• 公安委員会の許可書があるか

	実店舗での査定	郵送査定
メリット	その場で査定してくれるので、1日で複数店舗を回れる	郵送するだけなので忙しい人も安心
デメリット	店舗での待ち時間が発生する 近くに店舗がないことも	複数の業者に見積もりをしてもらおうとすると1か月ほどかかってしまう

初めに買取業者へ連絡する

まずはインターネットで買取査定してもらいたいモデルの買取傾向を調べ、いくつかの店舗に連絡する。詳細を伝えるとだいたいの査定額を出してもらえるので、納得できた場合、実際の店舗に出向いたり郵送で時計を査定してもらうことになる。

実店舗に行って査定してもらう場合

直接店舗で商品を査定。基本はその日中に買取金額が提示されるので、1日で複数店舗を回ることができる。ただ、店舗によっては査定まで店舗内で待つことや査定に結構な時間がかかるのでその点だけは押さえておこう。

また、店舗によっては非常に古いモデルやレアモデルなどは査定できないことも。買取の場合は、恐ろしく高い金額でない限りその場で現金で支払いが行われる。

買い替えを行う場合、購入する商品が買取価格よりも高い場合は、差額を支払って、商品を購入。購入する商品が買取価格よりも安い場合は、逆に差額を返金してもらえる。

郵送で査定してもらう場合

実店舗に出向くことに比べて時間がかかるのがデメリットだが、店舗に出向く必要もなく、ほとんどの店舗が買取査定後に納得のいかない査定額の場合は時計を無料で返送してくれるので、売却まで長い時間がかかってもいいという人にとってはメリット。

1.申し込み

買取査定依頼をネット上で行うと、梱包用資材や梱包方法マニュアルなどが入っている買取キットを送ってくれる。

2.梱包して郵送

買取キットに時計、付属品など、査定してもらう商品をすべて梱包して査定してもらう店舗に郵送。買取キットは梱包用の資材セットなので梱包もそう難しくない。

3.査定後振り込み

査定にかかる期間は店舗によって異なるので要確認。売買成立の場合、指定口座に振り込みが行われる。納得がいかない金額の場合は売買不成立。この場合でも丁寧に梱包して返送してくれる。

ほとんどの店が、店舗での買取のほかに、出張型や宅配便を使った在宅型の買取サービスも行っている。だから、査定に待たされることなどのストレスも感じなくて済む。

また、これらサービスを利用した場合、買取金は口座振り込みになるため、メリットと感じる人も多いだろう。

腕時計専門店だけでなく、質屋やリサイクルショップなどとにかく複数のお店で査定してもらうことをおすすめする。例えば、時計買取専門店のスピード買取.jpや、ネットオフが運営しているブランド時計買取など、インターネットでも様々なお店があるので、調べてみるといい。