ここではよくある症状とその原因をまとめているが、頑強なため不具合が実感しにくいロレックスでは、こうしたトラブルに気付いたときには、ほかの腕時計以上に大きな問題に発展しているということも少なくない。信頼性の高いロレックスこそ、定期的なメンテナンスが重要。もし、思い当たる節があるなら、早急に修理業者にメンテナンスを依頼したほうが良いだろう。
不具合を発見したら早急に時計修理業者へ相談すべき
ロレックスは頑強かつクオリティが高いためメンテナンスをしなくても動く場合が多い
ロレックスの腕時計はケースからムーブメントに至るまで、クオリティの高い素材、そして耐久性に優れた設計のために高級機械式腕時計としては驚くほど頑強に作られている。また、最近のモデルは対磁性に優れた素材を使用しているため、磁気帯によるトラブルも少ない。
ゆえに、一般的なオーバーホールの目安といわれる3~4年を超えても、購入時と変わらぬ優れた精度を発揮していることが多い。
過信し過ぎるとトラブルに気付いたときには大きな問題に発展しているということも
メンテナンスを長い間行わなくても使用できるからこそ、ユーザーは実用の高級時計として安心して着けることができるわけだが、反面、こうした信頼性の高さがロレックスに対する過剰な過信を生み、ハードな扱いにも繋がっているようだ。
ここではよくある症状とその原因をまとめているが、頑強なため不具合が実感しにくいロレックスでは、こうしたトラブルに気付いたときには、ほかの腕時計以上に大きな問題に発展しているということも少なくない。
信頼性の高いロレックスこそ、定期的なメンテナンスが重要。もし、思い当たる節があるなら、早急にプロのメンテナンスを受けたほうが良いだろう。
外装のトラブルでも使用する際には大きな影響がある
目に見えてその症状がわかる外装のトラブルは、使用するうえでも大きな影響を及ぼす。ムーブメントのトラブル同様、手遅れとなる前に早急な対応を行いたい。
動かなくなった・精度がおかしいなどの不具合
時計が急に動かなくなった
時計を落としたり、強くぶつけたりすると、それまで問題なくロレックスが動いていたのに急に動かなくなることがある。落下後に動かなくなったのであれば、まずはテンプの破損を疑おう。テンプはムーブメントのなかで最もデリケートなパーツであり、テンプ芯が折れたムーブメントのいずれかのネジが外れたことでゼンマイが切れたなどが考えられる。
ショップやメーカーなどに修理のために持ち込まれる腕時計のトラブルには、こうした落下によるムーブメントの破損や機能劣化が多い。いずれの場合も素人が調整できる範囲ではないので、必ずプロに修理や部品交換を依頼すること。
他にも、オイル切れで輪列機構の摩耗が進むことで突然動かなくなることもある。とくにガンギ車の摩耗が進行すると精度が極端に落ち、突然動かなくなる。受け石などに固着した油や汚れは頑固なので、しっかり丁寧にキレイにすることが大切。
いずれにせよ何が原因かを突き止める必要があるため、オーバーホール作業は必須。原因によって異なるが、部品代だけでも1万円ほどは覚悟したほうがいい。
原因
- 駆動系輪列の異常
- ゼンマイ切れ
- 折れたネジがテンプに引っかかっている
- ハックレバー折れ
- テンプの石が割れている
- オイル切れによる歯車の摩耗
- 高箱車の回転不能
時間が遅れるまたは止まる
ムーブメントまつわる不具合で特に多いのが、時間の遅れだ。その原因のほとんどは、ムーブメントに使われている潤滑油が劣化し、歯車などのすべりが悪くなることで引き起こされる。
潤滑油は時が経つと劣化していき、おおよそ3~5年で乾ききってしまう。油が乾いた状態で時計を動かし続けていると、ムーブメント摩耗が急激に進行してしまう。そうなると本来のパフォーマンスが発揮できなくなり、時間の遅れが生じるというわけだ。これを治すにはオーバーホールが必須だが、軽度のものは潤滑油の劣化であればオーバーホールの基本メニューで済む場合が多い。
ただ、長い間オーバーホールを行わずに放置して無理に使用を続けると歯車の摩耗が進行してしまう。次第にパーツが焼き付きを起こして徐々に他のパーツにダメージが広がり、最終的には動かなくなってしまう。こうなってしまうとパーツが使用できないので交換が必須。パーツ交換の費用は安くてもパーツ部品代だけでも1万円以上(作業料などは別途必要)、交換パーツが増えればさらに費用は膨らんでいく。
ほかにもムーブメントの潤滑油が凝固していることが考えられる。機械式時計は使えば使うほどムーブメント負荷がかかるため、その消耗は早まるが、ただ長期間停止したままにしておくのもあまり良くない。なぜなら、ムーブメント潤滑油が凝結してしまうからだ。適度に動かすことで、潤滑油をムーブメント全体に行き渡らせて、凝結を防ぐといい。いちばん好ましいのは、ウォッチワインダーを使用すること。これなら時計を身に着けなくても、適度にムーブメントを動かしてくれる。
原因
- 潤滑油の劣化
- 歯車の摩耗
時間の遅れや進みが激しい
極端に時間の遅れや進みがある場合、さまざまな原因が考えられるが、ひとつにはヒゲゼンマイに異常が起きている可能性が高い。ヒゲゼンマイは中心軸からキレイな同心円を描くが、これが崩れると精度に大きな影響を及ぼす。
例えばヒゲゼンマイが変形しているだけなら、それを補正することでケアできる。ただ修理店の場合、これだけを行うことは難しく、オーバーホールの一環として対応することが多い。なお、一般的なムーブメントの場合、ヒゲゼンマイに装着された緩急針で進み・遅れを調整する仕組みだが、ロレックスのムーブメントは、より微調整が可能な機構が採用され、高度の調整技術を要するため修理費用が高額になりやすい。
他にも磁気帯びが原因ということも考えられる。時計が磁気に近づくと一時的な影響で、時間が狂う。軽症なら時計を磁気から遠ざけ、再度時刻を合わせれば正常に戻る。しかし、強い磁気に長時間さらしてしまうとムーブメントが磁化され、時刻合わせをしても再び狂ってしまう。
このことを磁気帯びという。近年のロレックスでは磁気に強い素材が使われているが、完全に磁気の影響を防げるわけではなく、時計が磁気帯びになってしまったら磁気抜きが必要。磁気帯びについて詳しくは「ロレックスが動かなくなったら「磁気帯び」の可能性も」も参考に。
原因
- ヒゲゼンマイの異常
- 磁気帯び
カレンダーの日付が変わらない・中途半端な位置で止まった
0時を過ぎてもカレンダーの日付が変わらなかったり、カレンダーの数字がズレて表示されたりする場合は、日送り車のツメ、もしくはカレンダーディスクの歯が破損していることが考えられ、交換が必要となる。
カレンダーの操作は日付表示が翌日へと動き出す時間帯に操作してはいけない。この時間帯で無理に日付の早送りをしてしまうと、日付を自動で変更させるパーツである日送り車を破損させてしまうので絶対に行わないこと。
なお、カレンダー操作禁止時間帯は現実世界の時間ではなく、あくまでも時計内の時間が対象となる。詳しくは「ゼンマイの巻き上げ方・時刻&日付け合わせの方法」で紹介しているので参考に。
原因
カレンダー操作禁止時間帯でカレンダーを操作
クロノグラフ針の位置がズレている
デイトナで起こり得るトラブルだが、クロノグラフ針を帰針させてもゼロ位置に戻らないケースがある。その原因として最も一般的なのはハカマの緩みが考えられる。ハカマとは針を支える筒状のパーツ。このハカマは通常しっかりと固定されているが、衝撃などを受けると位置がズレてしまうことがある。このハカマがズレてしまうと、クロノグラフ針がズレてしまう。
ハカマの緩みが原因であれば、きちんと締め直すことで修理できる。ただ、これだけを対応してくれる修理店はあまりない。多くの場合は分解清浄の一環、つまりオーバーホールとなるだろう。
原因
ハカマの緩み
時計の内部に関する不具合
リューズを回しても空回り・ゼンマイが正常に巻けない
リューズでゼンマイを巻いた際に巻いている感触がない場合はゼンマイが切れているか、角穴車の歯が破損していることが考えられる。また、リューズ自体が巻けない、重いという場合はリューズや巻き芯が歪んでいることが考えられる。いずれにせよ、パーツ交換が必要になる。ゼンマイ切れ、角穴車の破損、どちらの場合も別途オーバーホール作業は必須。
なお、ゼンマイは古い時計だけでなく最新の時計でも切れてしまうことがある。主な原因は、ゼンマイを手動で巻きすぎたこと。手で限界まで巻くとゼンマイに大きな負荷をかけてしまう。手動で巻き上げる時はゆっくり巻き上げて巻きすぎには注意。
原因
- ゼンマイ切れ
- 角穴車の欠損
リューズが取れてしまった
リューズはゼンマイを巻く以外にも、時刻、日付合わせにも使うために負荷がかかりやすく、リューズの脱落は多く見られる不具合のひとつ。特に、新しい時計であれば起こりづらいと思うが、アンティークのような古い時計の場合、リューズと巻き芯が一緒になってケースから抜けてしまうことがある。
リューズが取れてしまうと、まったく操作ができなくなるだけでなく、防水性も維持できない状態となり、そのままにしておくと水分や細かい埃によってムーブメントを劣化させてしまう。
リューズが取れる原因のひとつはオシドリの不具合。オシドリは巻き芯の溝に入ることで、巻き芯の位置を固定させるパーツなので、オシドリが緩んでいるか、摩耗しているか、破損していると、リューズは巻き芯ごと抜けてしまうのである。
最も軽症な「オシドリの緩み」であればそれを止めているネジを締め直せば良いが、オシドリの摩耗や破損の場合は修理が必要に。
原因
オシドリの不具合
ネジ込み式リューズが元に戻らない
防水性と気密性を高めることができるネジ込み式リューズ。このネジ込み式リューズが元のように閉まらない場合は、リューズ側とケース側のネジ山がかみ合っていないことが考えられる。原因は経年変化によるネジ山の摩耗や、ゴミを挟んだままリューズを締め続けたことによる破損など。ネジ山が摩耗・破損していると、パーツ交換になるため大きな出費となる。
原因
- ネジ山の摩耗・破損
内部からの異音・内部からカタカタ音がする
時計の中から何かが転がるような違和感のある音がする場合は、ネジが緩んではずれていたり、ルビーが割れていたりとパーツが脱落していることが考えられる。特にムーブメントには小さいネジがたくさん使用されており、経年劣化でネジが緩んだり、衝撃などで外れたりすることがある。
ルビーは軸受けに使われているので、パーツを正しく支えられないと他パーツへの影響も懸念されるので、このような症状が現れたら問題なく動き続けていても早急に対応したい。というのも脱落したパーツがほかのパーツを傷つけてしまうことがあるからだ。ルビーは入手が難しく破損している場合は通常の修理店ではNGで、メーカー対応となる場合も。
他にも、オイルが切れた状態で使い続けていくと、ローター真の摩耗が大きく、他のパーツにローターが接触してしまう。その結果ローターの動きが悪くなり、異音が起こることに。修理方法としてはローターを取り外し、ローター真を交換することが必要。
原因
- ネジの緩みや脱落
- ルビーの破損
- ローター真の摩耗
風防の内側に水滴が・風防の内側が曇っている
風防の内側が曇っている場合は素早い対応が必要だ。時計の中に水が侵入しているからだ。水の主な侵入経路は風防のフチ・リューズ・裏蓋。これらのどこかに不具合があるだけでなく、ムーブメントにも水が侵入していると考えられる。湿気が時計内部に侵入しても普通に動くことが多いが、放っておくと水分がムーブメントを浸食してサビを発生させ、最悪の場合、手の施しようがなくなることも。
根本的にはパッキンの劣化などで防水性を保てなくなっており、ドライヤーを当て、水分を逃がすことで解消できることもあるが、やはり一時しのぎでしかない。早急な処置が必要なため修理店に依頼することが必須。経年劣化が原因の防水性の低下はオーバーホールで回復可能なので、初期トラブルの状態で修理するのが望ましい。
原因
- パッキンの劣化
- リューズの歪み
風防やケースに関する不具合
風防が傷付いた
ロレックスで採用されているサファイアクリスタル風防は、非常に硬いだけでなく、熱にも強いという優れた特性をもっている。ただ擦り傷には強いが、大きな衝撃を与えてしまうと傷が付いてしまうこともある。サファイアクリスタルは磨き直しすることができないので、大きな傷がついてしまった場合は、風防を全て交換する必要がある。そのため、風防用研磨剤というものが市販されているが、ロレックスの場合は使用しないこと。
原因
- 外部からの強い衝撃
風防が割れてしまった
サファイアクリスタルの高度はダイヤモンドに次ぐ硬さなのが、衝撃にはそれほど強くない。前述の通り、落としたり強くぶつけたりすると傷になる場合や、最悪の場合粉々になってしまう。
こうなると風防の交換だけでなく早急なメンテナンスも必要となる。見た目が悪いことはもちろん、割れたガラスの破片は繊細でムーブメント内部に侵入してしまう恐れがあるため、オーバーホール作業は必須。なお、衝撃により文字盤や針にもダメージがある場合は、メーカー対応となる場合も。
原因
- 外部からの強い衝撃
回転ベゼルが回らない
回転ベゼルはベゼルとケースが正常に噛み合うことで作動する。しかし、そこに塵や埃などの汚れが蓄積されると、重くなったり、回らなくなったりするのだ。日頃から使うたびに簡単でいいので拭き掃除を行っておくことでこのようなトラブルは回避できる。なお、それ以外の原因としては部品自体が破損していることも。そのときはベゼル自体の交換が必要で費用は高額に。
原因
- 日々のメンテナンス不足
- 外部からの衝撃による破損
逆回転防止ベゼルが両回転する
ダイバーズモデルにとって非常に重要なことは、ベゼルに逆回転防止機能がついていること。本来反時計回りにしか回転しないベゼルが時計回りにも回転できてしまう場合はケース部分のパーツが故障していることが考えられる。
具体的にはケースにはバネが設けられており、これがベゼルの逆回転を阻止しているが、この部分が破損すると逆回転防止機能が働かない。
原因
- ケースのベゼル逆回転防止に使うバネが破損している
ベゼルが欠けた
現行のサブマリーナなど使われているベゼルはセラミック製なので非常に硬く欠けることはそうないが、旧型のサブマリーナではアルミニウムのインデックスリングをもつベゼルを採用していたため、強度に関してはそれほど高くない。そのため、堅いものにぶつけたりすれば、欠けたり穴があいたりしてしまう。見栄えも悪いだけでなく、そのままにしておくと水が浸入する原因にもなりかねない。
ベゼルは基本的には入手不可でメーカー対応となるが、修理店によっては対応可能なケースも。しかしながら、深い傷はある程度までなら目立たなくできるが、深すぎる場合は対応が難しくなる。
原因
- ベゼルに強い衝撃を与えてしまった
ケースやブレスレットが傷だらけに
ロレックスで使用されているステンレススチールは比較的堅い素材だが、日常的に使用しているとケースやブレスレットに擦り傷が付いてしまう。これはどんなに気をつけてもついてしまうもの。少しの傷ならばそのままでも良いが、全体的にひどくなった場合は外装の新品仕上げで対応することもできる。
モデルによってヘアラインと呼ばれる筋目をつけたり、鏡面仕上げにしたりと違いはあるが、修理店ではオリジナルのような研磨を施して新品同様になる。
ただ深い傷がある場合は研磨で除去するのが難しい。消すには深く磨かなければならず、形状が変わってしまう。さらに除去しようと研磨しすぎると、ケース本来のスタイルが崩れてしまうこともある。時計の寿命を大幅に縮めるほか、深いキズはサビも発生しやすくなる。
外装に頑固な汚れが付着
外装の掃除を怠り塵や埃が蓄積され、最終的には外装にこびりついて取れなくなってしまう。見た目が悪く、目立つようであれば外装が傷ついたときと同様、修理店に新品仕上げを依頼しよう。ただこの場合は時計を使用した1日の終わりに、汗や埃をクロスで拭き取るという方法で予防できる。詳しくは「毎日のお手入れ方法」を参考に。
原因
- 日々のメンテナンス不足
ブレスレットが切れた
削り出しの無垢素材のブレスも接合にはピンが使われているので、ピンがダメになればコマはバラバラになる。特に旧型のモデルは無垢ではなく、巻きコマや中空タイプのコマを使用していたので、耐久性は現在のモデルほど高くない。切れ方によっては腕に着けることができなくなってしまう。
修理可能かどうかは切れている部分や外れたコマは揃っているかなど、いくつか条件があるので、修理の際はそれらをキチンと揃えておくことも大切。
ブレスのコマが伸びてしまった
ロレックスには様々なモデルが存在するが、ほとんどのモデルが金属製ブレスレットが採用されている。素材はステンレススチールやゴールドだが、これらは耐久性が高く非常に実用的な時計ベルト。
ただ、唯一の難点が「伸び」であろう。伸びきった金属製ブレスレットは、だらしなく見えるだけでなく装着感も悪い。これは技術のある修理店なら復元が可能。ブレスを構成するコマとピンの連結を再調整することで、新品時に近い状態になる。
針が軸から外れてしまった
時計を強くぶつけてしまうなと大きな衝撃が加わると針が軸から外れてしまうという事例が希に起こる。また繰り返しオーバーホールを行っていると、軸に固定させる針の穴が巨大化し、針が外れやすくなることも。
中心軸から針が外れてしまうと、インデックスやほかの針を傷つけてしまう恐れもあるので、早急に修理店に依頼して針の穴を正常に戻し、再度軸に固定してもらおう。
文字盤や針に関する不具合
針が外れてしまったら
落下などによる外部からの強い衝撃が原因で、ムーブメントと針をつないでいるシャフトが折れ、針が外れてしまうことがある。他にも単純に針穴が摩耗によって広がったことで針が外れる場合も。そのままにしておくと外れた針が文字盤を傷つける恐れがあるので、早めに修理に出すこと。
文字盤が経年変化した
長年時計を愛用していると、文字盤に経年変化が現れる。例えば、文字盤の色が真っ白から少し茶色が入ったアイボリーへと変色してしまったり、腐食してしまったりするケースだ。
そういった場合は、新しい文字盤を入手することは非常に難しいため、補修や書き換えを行って綺麗な状態へ戻す「リダン」を行う。ただし文字盤は時計の顔であり、リダンは修理店の技量に大きく左右されるため、実績のある経験豊富な時計修理店を選びたい。
なお、劣化といっても文字盤の変色は一つの味でもあるので、腐食の場合以外は必ず修理しないといけないというわけではない。
文字盤の夜光が剥がれ落ちた
時計に衝撃などが加わることで希に夜光塗料が剥がれ落ちてしまうケースがある。そんなときは夜光の再塗布を依頼することになる。
腕の良い技術者がいる時計修理店であれば、剥がれていない夜光の色味を参考に違和感のないよう塗り直してくれる。また剥がれ落ちた場合だけでなく、経年変化で変色・腐食した場合も同じような処置となる。
レザーベルトから異臭がする
レザーベルトは消耗品であり、使っていると留穴が開いてくるので、どんなにこまめにケアしても2年くらいで交換したい。レザーベルトであれば修理店に依頼しなくても専用の工具さえあれば自分自身で取り替えることが可能。ユーザー自身でベルトを取り換えよう。価格は様々だがステンレスベルトに比べれば安い。
具体的な修理費用を知りたい場合は
故障の理由によって修理費用は様々。上記ではあくまで一例の費用なので、具体的な修理費用については専門店に出してもらう必要がある。
日本ロレックス公式修理業者に頼むのが最も確実だが、価格が高いのが難点。価格を安く抑えたいのであれば修理専門業者に頼むのも一つの手だ。
インターネットでは様々な修理専門業者があり、郵送だけで見積もりができ、お店に行かなくて済むので忙しい人にはよいだろう。
例えば時計修理の千年堂 では無料で修理見積をしてくれ、費用に納得がいかない場合は、見積もり後に修理依頼しなくても大丈夫なので一度修理費用を出してもらってもいいだろう。