海外でロレックスを買うという選択肢は正しいのか

The cheaper to buy abroad?

海外に出かけた時に、安くロレックスを購入しようと考えている人もいるかもしれないが、その選択肢は本当に正しいのか。実際に購入するとなると考慮しなくてはならない要素はたくさんあるので、しっかりと検討したい。

海外で購入すると安い?

海外でロレックスを購入したいと考えている人へ

海外旅行に行くついでに安くロレックスを購入したいと考えている人もいるかもしれないが、果たしてそれは正しい選択肢なのか。

偶然にも欲しいモデルが日本よりも安く見つかり、信用できるお店で売っていたとすれば、それは購入のチャンスかもしれない。しかし、一般的にそういったことは非常に稀であることを知っておきたい。

仮に欲しいモデルを海外のお店で見つけたとしても、実際に購入するとなると、考慮しなくてはならない要素はたくさんあるはずだ。本当に海外で買うほうが安いのか、そして本当にそれはお得なのかを考えていきたい。

本当に海外で購入すると安いのか

本当に海外で購入すると安いのか

高級腕時計ブランドの多くが海外で購入したほうが安い

多くの高級時計ブランドにおいて、日本は海外に比べて正規価格が割高である。並行輸入品の腕時計は、この国内外の価格差と為替をうまく利用し国内定価よりも割安に提供している。実際、多くの高級ブランドが国内定価よりも並行輸入品の価格のほうが安い場合が多い。

ロレックスは海外との価格差が少ないブランド

時計メーカーとしては国際的なブランド力を保つ目的や並行輸入対策として、世界中のどこで購入しても同じ正規価格になるのが望ましい。

さて、ロレックスはというと他の高級ブランドと異なり、近年まで日本の正規価格が海外よりも安価だった。そのため、ロレックスは各国における販売価格の差ができるだけ小さくなるよう2013年11月、2015年2月と立て続けに定価改定を行い、価格を引き上げて調整を図っている。

現在はサブマリーナデイトGMTマスターⅡなどは日本と他国を比べても価格差は為替の差程度の数万円で、現在の各国の正規価格はほぼ一定化されている。

つまり、海外の正規店でロレックスを安く購入できる可能性は非常に低いといえる

日本国内では見つからないモデルが買えるメリット

価格の面ではあまりメリットが無いことがわかるが、もう一つのメリットが国内では見つからないモデルが購入できる点。とくにステンレス素材のスポーツモデルは国内正規店ではなかなか販売されていないが、海外では見つかる可能性もある(ただ、世界的に人気&品薄なのであくまで可能性)。

ただ、旅行のついでに立ち寄る程度の楽しみはアリかもしれない。

ロレックス免税店例

国内
  • 成田空港(出国後)
  • 関西空港(出国後)
国外
  • 香港:香港国際空港
  • 韓国:仁川国際空港

海外でロレックスを買う際に抑えておきたいポイント

海外でロレックスを買う際に抑えておきたいポイント

商品自体がコピー品ではないか・販売店が信頼できる店舗か

海外で購入する際の第一の関門は「商品が本物かどうか」の判断。特にスーパーコピー品は本物に非常にそっくりなので、外観から見ただけでスーパーコピー品を見分けるのはプロでも至難の業。高いお金を払って偽物を掴まされるのだけは避けたい。

そのため、販売店が信頼できる店舗かどうかということも含めて、しっかり見極めなければならない。現地の販売店状況に詳しくない場合は、免税店や正規店でのみ購入するほうが安全だろう。

万が一の故障の場合、アフターケアは可能か

ロレックスは本物であればどこで購入しても正規店のメンテナンスを受けることができるブランド。そのため、数年後のオーバーホールなどのアフターケアについてはそこまで考える必要がないが、購入後すぐに動かなくなった場合などは購入した店舗に直接問い合わせることになる。

例えば日本の並行品を取り扱っている店舗であれば「3年間破損・故障サポート」や「オーバーホール基本技術料3回分無料」などの保証が揃っているが、海外の正規店以外で購入する場合はどこまでアフターケアが整っているかを把握しておく必要がある。

為替レート・両替手数料・免税額も含め、本当に安いか

為替レート・両替手数料・免税額も含め、本当に安いか

国によって、その時の為替レート・定価・両替手数料・免税額も異なるため、購入時の価格にもばらつきが出る。また、日本に持って買える際に関税と消費税がかかる。

そのため、値札に記載されている価格だけで判断しないこと。国内で買う場合と異なり為替レートや免税額など関わってくるので非常に煩雑になるがしっかりと計算すること。それらを把握したうえで、購入時に本当に安いかどうかの判断もしなければならない。

海外の店舗で記載されている価格は、国内消費を前提とした税込み価格になっていることもあり、この税率は国によって大きく異なる。

例えば日本の消費税が8%なのに対してEU加盟国で導入されている付加価値税(VAT)は、20%前後と非常に高い税率。EU加盟国外からEUを訪れた旅行客はVATの還付が受けられる。一方で免税が全くない国もある。

他にも日本に持ち帰る際にも税金がかかるので、可能であれば店員さんに総額一式でいくらになるのかを確認したい。(店員さんもそこまで詳しいわけではないので過度な期待は禁物)

ショップの店員さんとその国の言葉で交渉できるか

ロレックスは特に高額な商品なので、購入時は販売店の店員さんとやり取りが必要になる。大都市の大規模店舗であれば日本語を話す店員さんがいる可能性があるが、そうでないことも多い。その場合はその国の言語でのやりとりが不可欠。

おすすめは国内で購入すること

以上の抑えておくべきポイントを満たしていたとしても、海外での購入にはかなりの注意が必要である。日本の市場で通常販売されているモデルに関しては大抵の場合、値段の格差は大きくないし、リスクや手間を考えても国内での購入をお勧めしたい。時計の購入は決して安い買い物ではない。国内の信頼ある店舗で購入したほうが賢明だ。

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